料理をしていると、いつもそこにぶつかる。
(おいしいってなんだ)
ってこと。
おいしい、ってとても色んな意味を含んでいて、
食べものそのものだけじゃない。その話をすると、とめどないので、
ここでは、食べものそのものの美味しい、という話。
どんな味が美味しいか、ということ。
おいしいって、なんだ。
突き詰めると、結局、知りたいことは、
たべものの構造や性質ではなくて、
どんなものを、にんげんが美味しいと感知するか。
になってくる。もの、の絶対的な美味しさというものはなく、
にんげんが、どんなものをどう感じ取るような構造をしているか、です。
調べていくと面白い。(まだまだ全然調べ足らないけれど)
(生存する)
という本能があって。
生存確率を下げることを好まないようにできている。
すぐにエネルギーに変換できる糖分を好み、
毒である確率の高い苦味は多く取れず。
塩分は、にんげんの血中塩分濃度0.8%に近いものを(うまい!)と感じる。
からだに負担のない量、濃度が良い。
生き残れるよう、そうした機能があらかじめ備わっている。
塩分濃度1%くらい、というのは目安でよく使います。
ためしてみてね。
よのなか、いろいろなストレスがあって、
本来備わる機能とは異なるものや正常量を超す量を欲することもあるのだけれど、
ちょっと省略するね。
美味しい!を体感する化学料理教室。
秋からやりたいな。
準備しなくちゃな。